本年度も,夏季の登下校の負担を減らすため,7月5日(月)から自転車通学区域が広げられています。この夏よりトイレ改修等の工事の関係で駐輪場所が限られることにより,昨年度同様の拡大ではありません。しかし,自転車通学が可能になる生徒が増えるため,今まで以上に交通安全に気をつけていただきたいと思います。
学校祭が終わる頃を目安に9月24日(金)まで実施しますので,生徒・保護者の皆様には交通安全に関してのご協力をいただきたいと思います。
以下,意識していただきたい視点をいくつか掲載いたします。
□ 登下校における学校周辺の混雑
自転車通学者が増えることで学校周辺が大きく混雑することが予想されます。自転車通学者も徒歩通学者もおたがいに気をつけることが大切になります。他にも,登下校する小学生や高校生,出勤・帰宅や散歩されている地域の方にかかわる安全を考えなくてはなりません。このことは自分たちの安全にもつながります。
安全に対して意識をするとともに,安全にかかわるルールやマナーをあらためて確認することも大切です。
□ 自転車安全利用五則(道路交通法に基づく)をもとに,確認しておきたいこと
1 自転車は車道が原則
自転車は車両としてみなされています。ですから,車道を通行するのが原則です。歩道は通行できません。ただ,道路標識等によって認められているとき,13歳未満の子どもや70歳以上の高齢者等,車道または交通の状況に応じて安全を確保するためにやむを得ない場合は例外です。
2 車道は左側を通行
自転車は,車道の左側に寄って通行しなければなりません。ただ,学校周辺においては,交通事情をふまえて,やむを得ず右側の歩道を通行する箇所があります。十分注意が必要となります。
3 歩道は歩行者優先で車道寄りを徐行
安全を確保するためにやむを得ず歩道を通行する場合は,車道寄りの部分を徐行しなければいけません。また,歩行者の通行を妨げるようなことはあってはいけません。
4 安全ルールを守る
二人乗り禁止,並進(2列以上での走行)禁止,傘さし運転の禁止,蛇行運転の禁止,夜間はライト点灯,信号を守る,交差点での一時停止と安全確認など。視野をせばめたり,安定を失うおそれがある状態で運転をすることも禁止されています。大きく重い荷物などを自転車の前かごに入れての運転も安定を欠きます。量に応じてリュックは背負うようにしましょう。
5 ヘルメットの着用
頭部保護のためヘルメットを着用します。
□ 自転車は車両
法律上,自転車は車両であって,つまり自動車と同じです。自転車は自動車等に対して被害者になるという視点だけではなく,同じ自転車や歩行者に対して加害者にもなりうるという視点をもってほしいと思います。
自転車通学をする生徒だけでなく,徒歩通学の生徒も同様に交通安全に気をつけてほしいと思います。